WEB系プログラミングに関する雑記ブログ

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お名前.comで取得したドメインをRoute53に登録する

DNSの基本的な仕組みも理解したので、

ここに簡単にまとめておきたいと思います。

なおDNSに関する基本的な用語は記事下にまとめておきましたので、 よければ参照してください!

やりたいこと

お名前.comで取得したドメインAWSのRoute53を使って、 ec2インスタンスにつなげる。

基本的な流れはこうです。

  1. お名前.comのDNSサーバにアクセスする。

  2. NSレコードから、AWSのRoute53にアクセスする。

  3. Route 53のAレコードで、登録されているElastic IPアドレスにアクセスする。

導入

まずはAWSにログインして、サービス一覧からroute53を選択します。

ホストゾーンを作成します。

左上にあるホストゾーンの作成をクリック。 f:id:katsu-puchi:20190718133139p:plain

ドメイン名を入力すると、ホストゾーンが作成され、 同時にNSレコードとSOAレコードが自動生成されます。

f:id:katsu-puchi:20190718133536p:plain

では次に、Aレコードを作成します。

レコードセットの作成をクリックます。

f:id:katsu-puchi:20190718133731p:plain

名前は空のまま、 エイリアスも「いいえ」のままで、 値のところにElastic IPアドレスを入力し、作成ボタンをクリックします。

次に、お名前.comの設定を行います。

お名前.comにログインし、ドメイン設定をクリックします。

ネームサーバーの変更をクリック

f:id:katsu-puchi:20190718134402p:plain

「他のネームサーバーを利用」タブをクリック

f:id:katsu-puchi:20190718134524p:plain

ネームサーバ情報を入力のところで、

先ほどのRoute53のホストゾーンで表示されていた、 NSタイプの値4つを入力します。

これであとは確認画面へ進み、問題なければ完了します。

Nginxの設定

私は、ec2インスンスのウェブサーバーとしてnginxを使っていたのですが、

上記までの設定を終えて、ドメイン名でアクセスしてみると、

次の画面が出てきました。

f:id:katsu-puchi:20190718135547p:plain

ec2インスタンス内のnginxの設定を開き、

server_name , ドメイン名;

と記述することで、アクセスできるようになりました!

今回の記事で出てきた基本用語を下にまとめておきます。

DNSとは?

IPアドレスドメインを紐付けするためのシステムのこと。

IPアドレスとは、ネットワーク上の住所を表すものです。 「3.113.56.130」といったような数字の羅列で表されます。

一方で、ドメインとは、

hogehoge.com

というような、文字で表されるURLのことです。

~.jpとかよく見ますよね。あれもドメインです。

ホストゾーンとは

パブリックホストゾーンは、あるドメイン、たとえば example.com とそのサブドメイン (acme.example.com や zenith.example.com) のトラフィックをインターネットまたは特定のドメインでルーティングする方法についての情報を保持するコンテナです。ホストゾーンを作成した後で、ドメインサブドメイントラフィックをどのようにルーティングするかを指定するレコードを作成します。(AWSドキュメントを参照 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/CreatingHostedZone.html

ちょっと分かりづらいですが、要するに、 "自分の管理する範囲におけるIPアドレスドメイン名の対応情報が書かれているところ"という感じです。

NSレコードとは?

管理を委託しているDNSサーバーにアクセスするための情報が書かれているところ。

Aレコードとは?

ドメイン名と連携しているIPアドレスが書かれているところ。